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「人の夢が僕の夢」。夢を叶えるため今日も全国を飛び回る熱きチャレンジャー、中本拓海。

GUEST:中本 拓海(なかもと たくみ)

アスリートシェアバリュー、女子サッカーチームUDN香川の代表を務める。マイナースポーツの普及活動やスポーツを通じた地域活性化を行う。自身はサッカー、スノーボードを経験。
UDN香川:https://udnkagawa.com/


今回のインタビュイーはスポーツの普及活動や地域活性化を取り組んでいる中本拓海さん。スポーツの普及活動を始めた理由、UDN香川立ち上げについて、熱い話をお聞きしました!

※本記事はnote移行前の旧SPODGEで2020年4月17日に掲載した記事になります。



スポーツとの出会い

―スポーツとの出会いについて教えてください。

小さいころから、父親の影響でサッカーをやっていました。社会人になっても趣味でボールを蹴ることはよくあります。サッカーとは切っても切れない縁があるんです。

もう一つ、サッカーの他に大好きなスポーツがあって、それがスノーボードです。高校2年時の林間学校でスノーボードに出会いました。当時、他のスポーツに比べてスノーボードを始めている人が少なくて、周りと比べて早めにスノーボード体験が出来たと思いました。

非日常的な雪山の中で行うスノーボードが気持ちよくて、小さな成功体験をたくさん感じ取れることがすごく魅力的に感じたんです。気が付いたらハマっていましたね。

何かを始めたり、チャレンジすることは思い立った時に行動した方がいいなとその時から思うようになりました。

21歳の時には1年間、英語の勉強とスノーボードのレベルアップでニュージーランド留学へ行きました。

日本に帰ってきてスノーボードの経験を活かしたいと思い、志賀高原(長野県)にあるインストラクターの学校で講師として活動していました。当時は人に教えた経験もなくて、四苦八苦していましたね。

インストラクターとして活動の間もない頃、突然、僕に指導の依頼が来たんです。本来であれば、実力のあるインストラクターが選ばれるはずなんですが、外国人のお客様に指導をしなければいけなくて、英語が必要でした。

志賀高原は海外からの旅行者が多くて、スキー・スノーボードの経験がないから教えてほしいという依頼が結構多い場所なんです。

結局、2日間指導したんですが、これが最初の指導経験でした。たまたま、英語が話せたというきっかけで活躍ができたことは本当にうれしかったです。

―“持って”ますね!スノーボードでその先は考えなかったんですか?

個人的に、運は良いほうだと思っていますし、運を引き寄せていることが多いですね(笑)ただ、スノーボードの道には進まなかったですね。人生の転機として、自営業を始めたことでスノーボードから離れてしまったんです。

今の仕事について

―今のお仕事をするきっかけはスノーボードでの経験があったからですか?

そうですね。差し出がましいようですが、僕は「人の夢を叶える」という自分の夢を持っています。

僕はスノーボードにたまたま出会って、いろんなチャンスを掴むことができました。子ども達にもいろんなスポーツに出会ってほしい、知ってほしいという気持ちが芽生えたんです。僕の経験をどれだけ人に還元できるかというチャレンジをしています。

また、スポーツは奥が深くて、いろんな種類があると思っていて、なかなか日の目を見ないマイナースポーツに注目したいとも思ったんです。

様々なアスリートと出会う中、仕事をしながらアスリートとして活動しなければいけない人がいることを学びました。日本代表になっても決して裕福な生活ではなく、むしろ遠征等で金銭的に厳しい環境にある選手も多くいます。

業務や金銭問題で遠征に参加できず、代表辞退という形で夢をあきらめる選手も沢山います。

マイナースポーツではこういった現状の中、活躍する選手を応援したいですし、もっとスポーツを知ってもらうきっかけを作れば、手助けに繋がると考えています。

だから、「アスリートシェアバリュー」というコミュニティを作くりました。マイナースポーツの日本代表選手が意見交換やイベントができるようなコミュニティです。

人と人の繋がりを広げていくと、回りまわって自分もプラスになると思っているからこそ、活動できると思っています。地道にネットワークを広げています。

―アスリートシェアバリュー、この先の発展形は考えていらっしゃいますか?

総合型スポーツクラブをやってみたいと考えています。
いろいろなスポーツの代表経験選手を集めて、講師全員が日本代表もしくは元日本代表選手であれば、高いレベルの経験値を伝えられると思っていますし、選手の就労先になればお互い良いですよね。曜日ごとにスポーツを変えていけば、子どもの教育・発達にも役立てると思っています。

UDN香川について

―では、現在代表を務めていらっしゃるUDN香川の取り組みについて教えてください。

UDN香川は香川県綾川町を拠点とした女子サッカーチームです。もともと香川県は女子サッカー『なでしこ』発祥の地になります。アスリートシェアバリューの活動とスポーツによる地方創生、地域ブランディングを行い、一緒に地域を盛り上げていきたいという想いから発足しました。

UDN香川は香川の名産である「うどん」から名前がきております。どの地域か分かりやすいように命名しました。

ある女子サッカーチームでメンバー募集を行うために、大会を開催しようということになり、どの場所で開催するかという問題がありました。

ちょうど、香川県出身の方がいて、実はなでしこ発祥の地ということをお聞きして、香川県へ話を聞きにいったんです。色々と情報を聞いていると、香川県も過疎化と少子高齢化が進んでいて、問題になっているとお聞きしました。

大会開催ができること、地方創生につながること、そして、なでしこ発祥の地ということが重なったことで、絶好の場所だと感じたんです。そこで、県に大会開催を打診したところ、快く開催に協力をいただくことができました。

実は、女子サッカーにも課題があって、中学生以降のサッカー環境が少ないことが分かったんです。サッカーができる環境がなく、夢をあきらめる子が多くいるとサッカーチームからお聞きしました。

であれば、地域活性化、スポーツの普及、子どもの夢を叶えたいという想いで、UDN香川が誕生することになりました。地元の方、多くの女子サッカープレーヤーの想いが詰まったチームなんです。

今は、チームメンバーを募集中です。雇用先はありますし、選手寮も準備しております。今回は使用していない保育所を改修して寮を作成しておりますが、香川県にある空き家や廃校を有効活用していこうという働きもあります。

UDN香川は、スポーツ業界を変えていきたいと思っています。新時代である令和のチームとして、僕らが新しいスポーツチームの形を作って、牽引できるような存在になりたいと思っています。

UDN香川が注目されるようになればいいなと思っています。

―現在、課題はありますか?

はい・・・。資金とメンバー両方の調達で苦戦しています。いろいろな方からご支援は増えておりますが、僕らは日本一になることを掲げており、日本一しか見えていません。

サッカーをやっている方はもちろん、本気でサッカーを愛しているけど、ハイレベルでできる自信がないという方も、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。

今後の展望について

―今後の展望について教えてください!

もっといろんな人に会ってみたいと思っています。特にハングリー精神を持っている人ですね。常に目標に向かっている人はポジティブな力が働くと思うんです。

また、先日スポーツフィールドさんとデュアルキャリア支援の契約を締結しましたが、企業によって、スポンサーや違った支援を行うようなスポーツに対して理解ある企業が増えています。

僕はスノーボードインストラクターから始まり、整体師、地方創生やアスリートシェアバリュー、今は女子サッカーチームの運営など行えるまで活動が広がりました。

発想力・忍耐力・バイタリティ。この三つは人に長じている自信があります。代表として、選手が活躍できる場所の確保、ファンや地元に方が喜んでいただける環境を作っていきたいと思います。

マイナースポーツを広げたいとか、子どもにスポーツの素晴らしさを広げていきたいという方がいれば連絡ください!どこまでも飛んでいきます(笑)

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